鳥井美知子展「つむぐ -失われた時の切れ端-」


私の表現方法を確認するために自分の出自から幼年時代を書き綴ることをした。

糸を紡ぐようにひとつひとつ時間をめぐると、

50年続けてきた書に私だけの意味と新しい表現方法を与えることができたように思える。

(鳥井美知子)

 

I decided to write about my childhood starting from my origin and background, because I wished to review my ways of expression.

Weaving back the times by spinning the yarns of memories,  now I am finally confident that my calligraphy, which I have continued for 50 years, has been able to express my own unique meanings and obtain the new method of artistic expression.
(MIchiko TORII)

鳥井美知子  とりい・みちこ

 

今関脩竹に師事し、かな書の古典を習い、京都芸術大学で美学を学ぶ。

1997年銀座空想ガレリアにて第一回個展開催、以後日本各地また海外でも個展を重ねる。

絵画と書の融合を試み、書画一體の現代における大和絵を蘇らせたいと制作している。

 

今回の試みは、平安時代の歌人と絵師と手師の作り出した日本独自の芸術に学びながら、石膏に唐墨、現代の湯ポ紙と伝統的な典具帖紙など、さまざまな素材を使用して、自分自身の出自に遡り表現することを試みる。

 


鳥井美知子展「つむぐ -失われた時の切れ端-」

Michiko Torii Exhibition [TSUMUGU/Spinning Together -lost pieces of time-]

2024. 11. 22(Fri) - 12. 1(Sun)       

12:00 - 19:00   Lastday - 17:00   

水曜休廊 Closed on Wednesday