作為的ではないのに、あたかも演出されたかのように、それ以上いっさい手を加える余地のない空間としてあるときシャッターを切っています。
木坂美生
Loundry 2019
木坂美生の個展を、銀座の2会場で開催いたします。第30回五島記念文化賞美術新人賞受賞(2019年)、ニュージーランド研修、帰国後の最初の個展となります。山村仁志氏(東京都美術館 学芸担当課長)は、木坂作品との出会いの記憶を「驚いたのは、彼女の写真には一種古典的な調和と荘厳さがあり、日常の事物、人物、情景、風景が、『悲劇的』とでもいうべき気品を帯びていたことだった。構図や色彩が完璧なのである」と記述されています。
シンプルな画面の、こよなき静けさの皮いちまいむこうに「叫ぶ人」がいるような、テンションを感じさせる木坂美生の世界。
ご無理ない中でご高覧いただければ幸いです。
木坂美生展
Mio Kisaca Exhibition
2021. 4.27 (Tue) - 5.9 (Sun) 5.3 休廊
12:00 - 19:00 Lastday - 17:00 5.3 (Mon) Closed
※ギャラリーカメリア同時開催
木坂美生 略歴
1980 東京都中野区出身
2003 東京国際大学国際関係学部国際関係学科 養護学校教員課程 卒業(障害児教育)
2019 「第30回 五島記念文化賞美術新人賞」受賞
個展
2014 「キサカミオ展」 Gallery Camellia(銀座)
主なグループ展
2012 「KIMCOLLE Vol.1」 LOOP HOLE(府中)
2017 「face to face #11 白群」 Gallery Camellia(銀座)
2018 「face to face #15 [Kontrapunkt ~夜の主題による]」 Gallery Camellia(銀座)
2020 「うつす」 木下令子と二人展 second.2(国分寺)
2021 「花伝」佐々木敏晴写真展 Gallery Camellia+Gallery Nayuta(銀座)
Glass 2019