「死者の声は本当にもう聞けないのか。生き残った者は死者や過去とどのように付き合うものだろうか。」
雪で輪郭のぼやけていく風景、変容していく記憶を、写真やテキストによる作品とともに探ってきた横湯久美。
ここでは 祖母の話す「美術と戦争」についての意外なお話に思いを馳せていきます。
凍てる2月、Nayutaの白い空間で共に耳を傾けて下さい。
(企画 佐藤香織)
Can we hear voices of the dead no longer? How should we, the living, have relations with the deceased and the past?
Scenes blurred with snow and memories transformed by time are what Kumi Yokoyu searches for in creating her works by means of photograph and text.
In this exhibition she recalls an unexpected episode on “art and war” that her grandmother had once told her.
Experience the world of Yokoyu in the white space of Nayuta in frosty February.
横湯久美 Yokoyu Kumi
1966年千葉県生まれ、1991年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、1993年同大学修士課程修了。1998年ロンドン大学スレード・スクール・オブ・アーツ大学院彫刻科修了。現在横浜美術大学准教授。家族の老いや死を通じて、その在/不在をいかに受容するのかを探り、現代日本の死生観を見直している。ロンドン塔分館王立軍事博物館リーズ作品所蔵。2013年photographer’s gallery(東京)個展他、多数開催。
http://pg-web.net/guests/kumi-yokoyu/
横湯久美展「爆弾か、黒雪ダルマ 雪ダルマ/There Once Was」
Kumi Yokoyu Exhibition[There Once Was]
2017. 2. 9 (Thu)-2.26 (Sun)
Open: 12:00-19:00
Closed: 月・火曜日 (Mon&Tue)
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